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2012年10月13日土曜日

ストーリー S-04-01 ~アニメを作ろう!













「それでどうなったの?」

「お父さん、がっかりしたみたい…。」

「もっとまともな仕事があるだろう、って?」

「さすが国分寺。そうなんだ…。信用金庫とか、市役所とか…」

「こりゃまた随分堅いとこ、みつくろってきましたね。」

「私、そんな仕事、長続きしそうもないし…。それに、旅行会社の仕事、国分寺が太鼓判押してくれたし。」

「オイオイ、いつ私が太鼓判押したって?」

「だって、向いてるって。」

「あんた、いつになくポジティブシンキングじゃない。」

「それに国分寺が編集した雑誌記事を見て、憧れるな、満里瞳さん…。男たちに混じって負けない働きで、それなのにスゴい素敵な女性で…。ツアープランナー、私、これしか無い!って決めちゃった。」

「昼ごはんでも散々悩んで昼休み使い果たすほどのあんたが、随分と思いきりがいいのね?」

「そうでしょ、自分でも驚いてる…。」

「ところで、お父さんは説得できるの?」

「それがね、お母さんがすっかりその気になっちゃって…。就職先決めてきたら、お母さんが何とかしてくれるって…。」

「そうなんだ。」

「ウチのお母さん、お父さんの弱みを沢山貯金してあるから大丈夫だって…。」

「あんたのお父さんて…。」

「その代わり、私持ちで海外旅行をプレゼントさせられることになったけど…」
「あんたのお母さんって…。」

「だから、お願い!国分寺も応援して。」

「そりゃ、いいけど。」

「良かった!で、何すればいいの?」







** 【9月26日記事の転載】 **

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