「君の仕事ぶりを見させてもらって感心したよ。与えられた以上のことをやる姿勢、ウチの社員たちも誉めていたよ。」
「ホントですか?」
「ああ。中には私に採用を具申してくる者もいる。情けないはなしだが私は翔馬も君ぐらい仕事に興味を持って取り組んでくれたらと思っている。」
「そんな…。」
「今日の君のプレゼンを聞かせてもらって改めて思った。君はこの仕事が好きだな…。そしてその為に努力を惜しまない。きっと将来いい仕事がでくる可能性を持っている。何でだと思う?」
「それは…、とにかく毎日一生懸命やってるつもりです。」
「もちろん、それはわかっている。それはね、君に強い想いがあるからだ。自分の会社を立ち上げて思う存分やってみたい。そして、それを成し遂げるのに、お客さんに喜んでもらうことが何より大切だということを理解している。君の若さでここまで気配りの効いたツアーを考えられるのは素晴らしい。私は、人を見る目はあるつもりだ。厳しい業界だ。ウチの会社は精鋭を集めてきた自負もある。奴らも私の期待に応えてくれている。」
「…。」
** 【9月28日記事の転載】 **
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